僕があの子を好きになっても良いですか?
「……平気だよ」
「え?」
「自然の森
絶対に行けるよ」
「來真兄ちゃん…」
「松永先生に頼んで
薬とか出してもらうから
無理だけはしないで…絶対」
「わかってる……」
頷いたところで
黒木さんの声がした
「…ふあ……
あ…白羽くん大丈夫?」
「うん平気
ありがとう」
「良かった~!
…そういえば今何時?」
黒木さんが時計を見たので一緒に見ると
18時をまわった時刻だった
「もうそろそろ帰ろうかな…?
萌に柿沢くん!起きて?」
黒木さんがふたりを揺すると
ふたり共似たようなタイミングで起きた