僕があの子を好きになっても良いですか?








「あ…おはようございます」


「あと5分…」


「萌!家じゃないんだから5分じゃないよ」


「んあ~?
あ…そっかここは…

てか白羽大丈夫!?」


「大丈夫
ありがとうね」




すると上着を取りに行っていたらしい來真兄ちゃんが部屋に入ってきた




「家まで送りますよ
斗真も準備して」


「斗真もどこか行くんです?」


「一応先生に診てもらおうと思ってね…」




樹の問いに答えた來真兄ちゃん

僕はベッドから降りて薄い上着を羽織った

いくらあったかくなって来たからと言っても

冷やすと駄目だからね




「必ず自然の森には行かせるようにするんで
その時はよろしくお願いします」


「勿論です!」


「お任せください!」


「斗真は俺たちで守ります」




3人の頼もしい言葉を聞いて

多分少し熱が上がったと思うのは気のせいじゃない







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