僕があの子を好きになっても良いですか?
この間別れたばかりの病室
…また戻ってくることになるとはね
「38度7分…結構高いな」
体温計を見た先生が呟く
…そんなにあったんだ
「まぁでも大丈夫だ
来週までには治すんだろ?」
「はい…お願いします……ケホッ」
「まずはゆっくり寝ていなさい
何かあったらすぐに呼ぶんだよ?」
「ケホッ…わかりました」
教室で黒木さんたちが何を言ったかわからないけど
僕はあの3人のために治すんだ
目を閉じると
すぐに眠りにつくことが出来た