僕があの子を好きになっても良いですか?
「白羽にバス酔いの薬もらえば?」
「良い…大丈夫」
なわけなくて
バスが動き出して数分
あたしは完全に酔ってしまった
「美夜~平気?」
「大丈夫……」
「大丈夫って言う時が
実は1番大丈夫じゃないんだよね」
後ろから声がして首を真上にあげると
「白羽くんっ?」
「平気?はいコレ」
渡してくれたのは白い錠剤がはいった袋
「これは…?」
「朝先生にもらってきた
誰でも飲めるから飲んで良いよ
酔ったあとに飲むのなんだって」
「……ありがとう」