僕があの子を好きになっても良いですか?
「じゃあどこか行こうか」
「大丈夫?白羽」
「平気!行こう!」
白羽くんの声に皆で立ちあがり
再びどこへ行こうか話し合う
そこからは自然の森にあるもので沢山遊んだ
釣堀で釣りをしたり
虫とり網を借りて虫取りしたり
ジャングルジムに上って騒いだり
まるで小学生のように
あたしたちはいっぱいはしゃいだ
気が付けば白羽くんはマスクを外していて
あのイケメンな顔が露わになっていて
萌と柿沢くんも凄く楽しそうにじゃれ合っていた
「あのふたり
絶対お似合いだよね!」
「だねっ!」
萌と柿沢くんがはしゃぐのを
白羽くんと笑い合いながら見る
時間が止まってほしい
そう思えたのは初めてだった