僕があの子を好きになっても良いですか?








そして午後5時

夕ご飯の支度をすることになった

夕ご飯を食べて帰宅するのが今日の予定

作るのはカレー





「そういえば萌
柿沢くんに告白しないの?」



各班に振り分けられた野菜や調味料のはいったカゴを持ちながら

萌に尋ねる

本来は力仕事で男子の役目なんだろうけど

白羽くんの体力を考慮して

あたしたちが運ぶことになった




「こ…こっこっこっ…告白!?」


「ニワトリですか萌は」


「無理無理無理っ!
告白なんて絶対に出来ないよ!」


「決めつけないの
出来ないは覆すことが出来るんだよ?」





白羽くんは本来来れなかったのだ

それが来ることが出来た

皆でいっぱいはしゃげた

出来ないってことはないってことを教わった気がする






「た…確かにそうだけど…」








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