僕があの子を好きになっても良いですか?
「それでね白羽くん
あたしあの日から今日までずっと
白羽くんのことが好きだったんだよ?」
「えっ……?」
「だけどずっと話しかける勇気がなくて…
保健室で初めて話した時は奇跡だと思った
その奇跡をあたしは無駄にしたくなくて
同じ班にならないかって誘ったの
白羽くんと一緒に色々な所へ行くのも夢だった」
「……黒木さん…」
「白羽くん
あたしは白羽くんが…大好きです」
保健室で初めてキミと話した
そしてやっぱり優しいことを知った
キミのことも色々知ることが出来た
色々な出来事に嬉しくなっちゃって
ずっと続けば良いって願ってた
「……僕なんかで…良いんですか?」
「勿論だよ!
あたしは白羽くんが好きなの」
「…他の奴じゃなかったんだ……」
「え?」
「あ…いや…何でもない
実は僕も
始業式のあの日から
黒木さんのこと好きだったんだ
一緒に行きたくて
今日も休みたくなかった」
その真っ直ぐすぎる言葉に
あたしはますます涙をこぼした
だけどそれは哀しい涙じゃない
キミと一緒にいられる
それが叶った嬉し涙