僕があの子を好きになっても良いですか?
ギュッと僕の両手を包みこむようにして持つ黒木さん
…近い……
心臓持つかな……?
「白羽くん聞いて
好きになった人のためなら
迷惑も責任も喜んで引き受ける
遠慮しないで
もっと沢山迷惑かけて
責任を押し付けて
1番あたしが嫌なのは
白羽くんがそんな理由で離れて行くこと
あたしの傍にいて
あたし以外の女の傍にいるなんて
そんなの絶ッ対に許さないからッ!!」
真っ直ぐな瞳を持つキミの意思は
誰よりも真っ直ぐで揺るぎなくて…
僕はつい数分前に悩んだ答えに
辿り着けた気がした
何故僕が生きているのか
その理由が…答えが
「…ありがとう黒木さん
貴女の近くにいることが出来て
僕は凄く嬉しいよ……!」
キミの傍にいる
キミと笑い合う
キミの笑顔を守る
そのために僕は
この世に存在している