僕があの子を好きになっても良いですか?
「そういえば萌と柿沢くん…
もしかして?」
繋いでいる手を指さすと
ふたりは照れたようにはにかんだ
「美夜のお蔭だよ!
樹と同じ班にしてくれてありがとう!」
「今まで相談に乗ってくれてありがとな斗真」
「「俺(私)たち…付き合うことになりました!」」
ぅおっハモったよ!
「本当に!?
萌おめでとー!
柿沢くんのことずっと思っていた甲斐があったね!」
「樹に小谷さんおめでとう!
やっぱりふたりはお似合いだよ!」
「ありがとう」とはにかむふたり
うんうん…通じ合うってわかっていたよ
「美夜はどうなの?」
「斗真はどうなんだ?」
えっ?あたしたち?
あたしは白羽くんと顔を見合わせて笑った