僕があの子を好きになっても良いですか?
「…斗真くん本当に大丈夫かい?
トマトやリンゴ以上に真っ赤だけど」
「ちょっ…熱いです……」
本気で熱くなって来た
「熱がもしかしたら上がったのかもしれないな
本当女の子に免疫ないよな斗真くんは」
「ハハ…ハハハ…」
苦笑いをしながら体温計を受け取って計る
そう
菌などにも免疫がない僕だけど
1番免疫がないのは異性…女の子
小学生の頃だったと思う
流行っていた風邪にかかって休んで
やっと出てきたと思ったら
クラスメイトの女子が話しかけてきて
その場で貧血で倒れて再び入院
退院できたと思ったら
道端で石につまづいて転んだ
そこを見知らぬ女性に見られて
絆創膏をもらった
その優しさに恥ずかしくなって
鼻血を大量に吹きだして
出血多量で再び入院
本当に些細なことで
僕は結構倒れたりしている