僕があの子を好きになっても良いですか?








「…斗真くん本当に大丈夫かい?
トマトやリンゴ以上に真っ赤だけど」


「ちょっ…熱いです……」




本気で熱くなって来た




「熱がもしかしたら上がったのかもしれないな
本当女の子に免疫ないよな斗真くんは」


「ハハ…ハハハ…」




苦笑いをしながら体温計を受け取って計る






そう

菌などにも免疫がない僕だけど

1番免疫がないのは異性…女の子



小学生の頃だったと思う

流行っていた風邪にかかって休んで

やっと出てきたと思ったら

クラスメイトの女子が話しかけてきて

その場で貧血で倒れて再び入院



退院できたと思ったら

道端で石につまづいて転んだ

そこを見知らぬ女性に見られて

絆創膏をもらった

その優しさに恥ずかしくなって

鼻血を大量に吹きだして

出血多量で再び入院




本当に些細なことで

僕は結構倒れたりしている







< 25 / 203 >

この作品をシェア

pagetop