僕があの子を好きになっても良いですか?
キミと一緒
☆美夜side☆
「あ!おはよー美夜!」
「おはよー」
「おはよー黒木」
「おはよ」
学校に着いて早々
多くの友達や男子から挨拶される
これがあたしにとって当たり前の光景
だけど小学生ぐらいの時は
この当たり前の光景が大嫌いだった
あたしの父さんは
白羽くんが入院する院長で
母さんは同じ病院に勤務する医者
幼い頃からあたしは
父さんと母さんが仕事中なのに病院へ行って
休み時間中の看護師さんとかと一緒に遊んでいた
だけどやっぱり病院
一緒に遊んでくれた看護師さんも
ナースコールが鳴り響けば行ってしまう
そして苦しんでいる患者さんを助けてあげていた
あたしはずっと
そんな光景を沢山(たくさん)見てきた