僕があの子を好きになっても良いですか?
「今日の欠席は…白羽だな」
白羽くん…やっぱり休みか
昨日笑っていたけど苦しそうだったもんね
もしかしたら相当無理していたのかも
悪いことしちゃったかな…あたし
「黒木
昨日白羽にプリント渡したか?」
「渡しました」
「わかっているのなら来てほしかったが…しょうがない
今日の5時間目
昨日渡したプリントの班決めをしたいと思う
少なくとも女子2人に男子2人で頼むな
5時間目までに決めておくよーに」
先生はそれだけ言って教室を出て行った
クラスメイトは各自言われた通り
仲良い子たちと一緒に同じ班になろうと誘い合っている
「美夜!
一緒にならない?」
「良いよ萌(もえ)」
萌はあたしの1番の親友
あたしが密かに白羽くんが好きだってことを知っている
唯一の子でもある