僕があの子を好きになっても良いですか?
「…へぇ
結構なお嬢様なんだ」
ニヤッと何故か笑うリュウさん
…何なのこの人
「あの!
白羽…くんとお知り合いなんですか!?」
隣で顔を真っ赤にしていた萌が聞く
あたしもそれが気になっていた!
「知り合いっつーか…兄だけど?」
さも当たり前かのように言うリュウさん
…兄!?
「ども
白羽斗真の兄・白羽竜真(りゅうま)です
いつも弟がお世話になってマス」
ヘラッとした笑顔を浮かべながらも頭を下げるリュウさん
…兄弟で似ていなさすぎでしょ!
あたしと萌がポカンッとしていると
突然リュウさんが大きく手を振りだした