僕があの子を好きになっても良いですか?
嫌だ…
それだけは…絶対に嫌だ…
「…ゲホッゲホッ!」
「斗真くん落ち着いて!」
マズい…今ので少し悪化したかも
…ごめんなさい先生
数分後
まだ少しクラクラするけど
呼吸はいつものに戻っていた
「じゃあ気を付けるんだよ
明日にはきっと退院出来るはずだから」
「はい…ありがとうございます」
先生が出て行き
病室には黒木さんと竜真兄ちゃんだけが残った
「大丈夫?白羽くん」
「無理すんじゃねぇぞ斗真」
「黒木さん…竜真兄ちゃん…
ごめんね…ありがとう……」