僕があの子を好きになっても良いですか?
あの子の真っ赤な顔
☆斗真side☆
「…よぉ斗真」
「…樹」
朝1番で退院してきた僕は
急いで家に帰って制服に着替えて学校へ来た
席に着いて早々樹が話しかけてきて驚いた
最近は滅多に話していなかったから…
「黒木さんから聞いたのか?
自然の森の班のこと」
「うん
って何で知っているの?」
「昨日の放課後
黒木さんが斗真のところ行くって言っていたから
多分言いに行ったんだろうなって思って」
「なるほどね
聞いたよ班のこと
樹と黒木さんと小谷さんだってね」
「ああ
最低でも男子2人に女子2人だって言われたから
多分それ以上でも良いはずだ
まぁ4人で決定だろうけどな」
「そうなんだ」
何だか樹がどことなく嬉しそうに見える
小谷さんと同じ班だからかな?