僕があの子を好きになっても良いですか?







薬を飲んで数分経った頃

苦しいのも収まってきた





「…っごめん…樹…」


「大丈夫
お前の方こそ平気か?」


「うん……」




…熱出てきたかも

少しフラフラする




「斗真
お前早退すれば?」


「…でも……」


「大丈夫だ
安心しろ……な?

斗真がいなくても
俺らは俺らでしっかりやっておくから」


「……ありがとう」


「お前は休んで
当日絶対に来いよ?

来ねぇとぶっ飛ばすから」


「……うん」




…ちょっと怖いや







< 83 / 203 >

この作品をシェア

pagetop