僕があの子を好きになっても良いですか?
「どうだー?書けたか?」
しおりを持ってきた先生が入ってくる
あたしは身動き1つとらないクラスメイトの視線を浴びながら
教卓へ紙を出しに行った
「班長が黒木か
しっかりしているし任せられるだろう
副班長の小谷も
上手く黒木のフォローが出来るだろうな
柿沢は成績優秀だから
困ったことがあったら活躍してくれるだろう
…この3人が一緒なら
白羽も大丈夫だろうな」
「はいっ!」
「黒木は何度も白羽の元へ行っているからな
白羽がどんな状態かわかっているだろう?
よろしく頼むな」
「お任せ下さい!
これでもあたしは医者志望の黒木総合病院の娘ですから!」
「ハハッ頼もしい奴だ」
そういえば柿沢くんに
あたしが白羽くんが好きだって言った時
先生もいたんだよね?
「頑張れよ?黒木」
「せ…先生!
どういう意味ですか?それ!」
「ハッハッハッ!」
先生にまで恋愛応援されちゃった
恥ずかしいけど…良かった!