僕があの子を好きになっても良いですか?
放課後
あたしは萌と柿沢くんを連れて
まだ柿沢くんも行ったことがないと言う白羽くんのお家に行くことになった
「……デカッ!?」
「すげーな…これ…」
やっぱり萌も柿沢くんも
豪邸の名に相応しい白羽くんの自宅を見て驚いていた
『ピーンポーン』
「あれ?
チャイムは普通なんだね」
「どんなだと思ったの?萌は」
「もっと…厳かで…
ゴオオオンッって感じ?」
「お寺の鐘かよ……」
ナイスツッコミ!柿沢くん!
「……か?」
「ん?
美夜…今何か聞こえなかった?」
「え?嘘
あたし何も言っていないよ?
柿沢くん?」
「俺も何も言ってねーよ」
「んー?
じゃあ私の幻聴だったのかな?」