男バレのマネージャーになってしまった件。
私は南城高校に向かった。

南城高校は私の家からさほど遠くはなく20分もすればすぐつくところにある。

近いからこの学校を選んだんだよねー。

ガラッ
私は、教室に入った。

「あ、妃依おはよー!」
妃「おー!芽生おはよー!」

彼女は村橋芽生(むらはしめい)
私の親友なんだ。芽生はスラリとした体型でロングの髪を頭の上でちょこんとお団子にしている。そして、野球部のマネージャーをやってる。芽生は綺麗な顔をしていて、もてるんだよね。クールビューティってやつ。羨ましいなー。でも、芽生には野球部に彼氏がいる。

男共よ。世界とは残酷だな。うん。


妃「あれ?芽生今日は教室くるの早いんだね?」

芽「今日ね、朝練なくて、龍と一緒に学校来たんだよね。久々に手を繋いでさ。」

あ、龍というのは野球部に所属している芽生で、ちなみに隣のクラスである。

妃「よかったねー!」

芽「まぁねー。いつも朝練あって、ゆっくり歩いてこれないから結構嬉しいわ。」

妃「朝からラブパワーあざっす!」

芽「あんたも早く彼氏作んなさいよ。」

妃「そんな余裕、私にはありません!てか、相手いないもん!」

芽「ま、それもそうね。」

妃「なんか、ぐさっとくる。」

てか、なんか眠いなぁ…。

芽「HR始まるからあたし席に戻るわ。」

妃「あ、うん。」

私はそこから、夢の世界に入ってしまった。
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