男バレのマネージャーになってしまった件。
あー!やらかした……。後藤先生を怒らせるなんて……。どーしよう。
とりあえず、職員室に行こう……。

ガラッ
妃「後藤先生に用があってきました!」

後「こっちだ。」

と、鬼のように微笑んでらっしゃるのが、ここに座っている後藤秀征(ごとうひでまさ)先生である。ちなみに私のクラスの担任だ。南城高校はスポーツの強豪校で、特に男バレと野球部は全国制覇をするほど強いらしい。その男バレの顧問をしているのが、ここに座っている後藤先生なのだ。

後「さて、野崎。この事どう責任とる?」

妃「せ、責任と言われましても……。」

責任と言われてもどうすればいいのかわからない。うーんと悩んでいると……

後「そこで、野崎。お前には、
我が部のマネージャーになってもらう!」

妃「え?」

い、今我が部のマネージャーになってもらう!っていった?我が部って男バレの事だよね?嘘でしょ?

妃「あの、冗談ですよね?」

後「何言ってんだ。うそなわけねえだろ!」

いや、うそといって欲しい。

妃「あ、あの、私、男バレのマネージャーなんて、できません。私、バレーの事なんて良くわからないし、それに運動音痴だし…。」

後「それなら大丈夫だ。颯人に教えてもらえばいいさ。まぁ、でも、この件に乗らなかったら、お前に一ヶ月の雑用係を任命する。」

えっと、まって、ちょっとまって、何言っちゃってんの?は? 寝てたぐらいで雑用係?ふざけるのもたいがいにし……

後「なんかもんくでも?」

妃「いえ、何もありません。 喜んで、男バレのマネージャーにならせていただきます!」

後「それでこそ、野崎だな。そう言ってくれると思っていたよ。」



私はこの日後藤先生を呪った。
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