男装プリンセス~続♡男装騎士~
「プリンセスとして城下の視察についてきてほしい」
「え・・・?」
1週間後、お父さんから直々にそう言われた。
結局あれから、お父さんやカイからはなにも言われなかった。
私からも話を切り出すことはできずに。
「この間の男たちの件は解決していないが、騎士たちもつける。俺もいるから安心しろ」
「うん・・・。わかった」
少し怖いけど、城下に行けるなら。
ノエルたちにも会いたいし。
「でも、どうして私も?」
「国民にプリンセスの姿を見せるのも大切だからな」
「そっか」
なかなかプリンセスとして城下に行くことないもんね。
私は、準備を整えてお父さんと共に、城下に向かう。
プリンセスとして城下に行くと、あちこちから声をかけられる。
私は笑顔でそれに応える。