男装プリンセス~続♡男装騎士~
「いいの?」
「なに言ってんだよ。俺、ソラの事好きだぜ?」
「ノエル・・・」
嬉しい。
本当の友だちが、できた。
そんな気がしたんだ。
「ケイにはどうするんだ?」
「あ・・・」
「あいつには、しばらく黙ってた方がいいかもな」
「え?」
ノエルが眉を顰めそう言った。
黙ってた方がいいって、どういう事だろう。
「あいつ、少し前にたまたま王さまの話になった時、言ってたんだよ。あいつのせいで・・・ってボソッと」
「え・・・?」
「どういう意味かわかんなかったけど。あんま、王さまにいい印象ないのかもな」
その言葉に、悲しくなった。
そんな風に思われるって、やっぱ悲しい。