男装プリンセス~続♡男装騎士~
「俺はノエルだ。もう一本向こうの通りにある八百屋の息子」
「そうなんだ。よろしく」
「ケイは何歳なの?俺は17で、ノエルは18だよ」
「僕はもう21なんだ」
「そっか、じゃあ一番年上だね」
ノエルと違って落ち着いた大人っぽい雰囲気だ。
友だちが増えてよかった。
「あ、俺もう帰らないと!」
「もうか?じゃあ、またな!」
「うん。またな!ケイもバイバイ!」
「うん。気を付けてね」
すっかり長居をしてしまった。
抜け出したことがばれたらまたどやされる。
慌てて二人と別れると城に向け坂を駆け上がった。
ばれないようこっそりと裏側に回って中にはいる。
しっかり鍵を閉め、自分の部屋に直行した。
無事見つからないまま部屋に戻り私はいつもの格好に戻る。
ああ、今日も楽しかった。
着替え終えると私は部屋を出た。