男装プリンセス~続♡男装騎士~
「あ!イチ!」
遠くに美緒なれた騎士の姿を見つけ声をかけた。
彼は23歳の若手騎士、イチ。
ずっと騎士に憧れてそのためにずっと頑張ってきて念願の騎士になれたらしい。
「なにしてるの?」
「ミソラさま。今訓練が終わったので少し休憩です」
「そうなんだ。どうだった?」
「いやー、半端ないですね、あの人の体力は。まだまだ勝てませんよ」
やれやれと肩をすぼませるイチ。
私はおかしくて笑う。
「体力バカだもんね!」
「あの人もう年41ですよ。そろそろ落ち着いてくれないと、俺たちの立つ瀬ないっす」
「はははっ」
お腹を抱えて笑う。
イチも、すごく楽しそうに話してる。
大好きなんだもんね、あの人が。