男装プリンセス~続♡男装騎士~
たしかなこと
目をあけると、見慣れた天井が見えた。
ここは、私の部屋だ。
どうして私、部屋に・・・。
「ミソラさま、気が付いたか?」
「・・・・カイ」
胸がずきんと痛む。
お母さんに向けていた視線。
あれは、夢じゃない。
「大丈夫か?怖い思いさせて、すまなかったな」
「・・・ううん」
カイが悪いんじゃない。
カイは、助けてくれたんだもの。
「お母さん・・・あんなに、強かったんだね」
「・・・ん?ああ。もともと騎士だったからな」
なに、自分から話てるんだろう。
バカだ私。