そんなアナタが好きなの
「ごっめーん!!
ハァハァ…遅くなっちゃたぁ…。」
リカが走って来て呼吸を整えながら謝る。
「大丈夫!
どうしたの?」
桃奈は、なんで遅くなったか聞いた。
「―――寝坊しちゃった…」
リカは、顔を赤くしながら恥ずかしそうに答えた。
寝坊するなんて珍しい。
もしかして―…
「夜遅くまで勉強してたの?」
「え?なんで分かったの!?」
ほら、やっぱりー…
「リカ、ほんとすごいねっ!」
なんて話しながら学校まで歩いた。