夏の恋は弾ける炭酸
教室まで向かう途中、階段をかけ上がりながら、由梨に問いかける。


「由梨、今日何か変だよ?」


「そ、そうかな?別に普通だよ」


少しあがった由梨は、私の問いかけから逃れるように、早足になった。


「ゆ、由梨!ちょっと待ってよ!」


私は急いで由梨の元に駆け寄った。
由梨は"ごめーん"と言って、歩く速度を落とす。



由梨…本当にどうしたんだろう…。
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