どうしても‥‥君が好き
出会いの時
私、加納 桜子(かのう さくらこ)
女子高に通う 2年生
天真爛漫、何事にも一生懸命な女の子
今は、小学校のときから、やっている
バレーボールのため、親元を離れて
叔母の家に居候中。
今日は、なぜか?
鬼監督が、急用で部活が休み。と
キャプテンより
「やった~!!
めったにないよ!
買い物いく?ご飯いく?
それとも、カラオケ?」
と、バレーボール部内は、
大騒ぎ‥‥
そこに、親友の瞳こと(田口 瞳)が
やって来て
「じゃさ、桜子、暇だよね?
私に付き合って。」と。
瞳とは、クラスが一緒で
仲も良い。
可愛いのに、はなにきせなくて
お金もちのお嬢さんなのに
そんな素振りもない瞳と
良く一緒にいる。
もちろんバレー部の仲間とも
仲良いし、クラスの仲間とも仲良しだ。
「いいけど、瞳、どこいくの?
てか、バスケ部も休みなの?」
と、訊ねる。
そう瞳は、バスケットボール部だ。
すると・・
「休みなんだって、
だからさ、彼のとこに行きたいの
でも一人じゃ、寂しいからさ
一緒に行って。」
「はぁ、はいはい、わかったよ。」
と、私は言って、バレー部の皆とわかれた。
瞳は、うちの高校のすぐ近くにある
工業高校のバスケット部に彼がいる。
瞳の彼の高校は、バスケ、バレー、テニス部と
強豪高として、有名だ。
ついでに、バレー部をみてくるか
と、考えながら、瞳と歩いて行く。
瞳は、小さくて可愛いが、
バスケをさせると、
俊敏さに驚かされる。
二人で、バカ言いながら歩いていると
工業高校の中庭で
水を飲んでいる、男の子二人に
瞳が声をかけた。
「あの、すみません、
城は、どこにいますか?」
一人は、振り向いて
一人は、タオルを頭からかぶり
( 顔が見えてない‥‥ )
タオルを頭からかぶってる人が
「城なら、中にいるよ。」
と、教えてくれた。
< 1 / 36 >