どうしても‥‥君が好き
「······そう·····なんだ・・わかった・・
ごめんね・・関係ないのに口はさんで。
私の心配は、もう要らないから
みかさんとこに、行ってあげて。
‥‥‥‥哲‥‥‥‥さよなら・・・」
と、言って走って帰った。
哲が、何回も名前を呼ぶが
振り返ることはかった。
着信もすごく、メールも来るが‥‥
全て、削除した。
帰ってから瞳に電話して
今までの経緯を話した。
「終わっちゃった‥‥‥
長い、付き合いの人達には、
やはり‥‥叶わないんだね。
一瞬で、元に戻るんだよ。
叶わない‥‥‥よ‥ね・・
彼女が気になるなら
そう··言って·····欲しかった·····
苦しいよ‥‥‥こんなに好きに
ならなかったら‥‥良かった‥‥
うっ、‥‥‥‥。」
と、泣く、私に瞳は、
「本当にバカな男だね。
桜子、そっちに行くから待ってな。」
と、言って、しばらくして
城君と来てくれた。
城君は、
「何回も言ったんだ。
お前には、桜子ちゃんが要るのだから、
ほっとけ、と。
そうじゃないと桜子ちゃんを
失うことになるぞ。
って、なんども言ったのに。」
瞳は、ずっと私の背中を擦ってくれて
一緒に泣いてくれた。
「哲のとこに
みかちゃんの従兄妹から連絡があって、
哲と別れてから
みかちゃんの体調がずっと悪くて、
しまいには、薬も飲まない
病院にも行かなくなって
このままじゃ、みかが死んじゃうと。
と、それで心配して行くように
なったみたい。」
と、城君が教えてくれた。
「そうなんだ。
私とみかさんの命だったら。
わかりきってるよね。
比重が違いすぎる。
仕方ないんだね‥‥‥
城君、瞳ありがとう。
ごめん、ごめんね、沢山心配させて。」
おばさんにも心配かけてる。
あれから
哲が、何回も家に来たみたいだけど
おばさんが、追い返してるみたいだ。