どうしても‥‥君が好き
哲は、当時の事を
隠さずに全てをきちんと話した。
桜子にとっては、
終わった事·····
聞きたくない事······かも
知れないが、話さないと行けないと
思っていた。
桜子は、涙を流しながら
哲の話を黙って聞気ながら······
彼も沢山、傷ついたんだ。
彼以上に好きになった人はいない。
私の中に彼が···哲が·····いる
だけど······
また、裏切られたら?と、怖い······
でも、彼を思う気持ちが、
かわらない以上
私だって、彼と共に生きていきたい。
「私は······
哲の事が····今も好き。
本当は、まだ怖いの
また?が·····ぬぐいきれない
······けどっ········
やはり、哲と生きていきたい。」
と、伝えると。
哲は、
「絶対に、裏切らない。
……桜子……ありがとう。
あの日から、どんなに悔やんだか
自分のバカさかげんに
どんなに、嘆いたかわからない。
でも、俺なんかより桜子は
もっと、もっと、傷ついて
辛い思いをしてるんだと
俺なんかより、桜子を幸せに
してくれる男はいると思う
だけど、嫌なんだ。
桜子の笑顔もはにかむ所も
拗ねる顔も恥ずかしがる姿も
優しさも、俺だけが知っていたい。
俺だけの桜子でいてほしい。
ごめん、わがままで
ごめん、勝手で。」
と、涙を流した。
私は、哲の涙を拭きながら
哲の唇にキスをした。
哲は、びっくりした顔をしたが
直ぐに、お返しのキスをされて
私達は、いつまでもキスをして
額をつけて、二人で笑いあった。
哲は、日を改めて
両親に挨拶に伺うと
今日は帰って行った。