Sunshine!〜歌姫と4人の王子様〜
「お前ら、コントやってんのか?」
「あ、僕と同じ感想だ!」
「いや、コントはやってないよ?自然な流れでこうなった。相手がバカだからさ」
「ん?バカ?バカって言ったか?」
「うん、言ったよ」
「…言っとくがなぁ!オレはバカじゃねぇ、天才だ!!」
「あーはいはい。同じ言葉2回言うのもあれだからあえてつっこまないわ」
「おい、なんだ、その呆れて物も言えません。的な言い方は!!それにつっこまねぇのかよ!」
「本当のことだから別にいいじゃん。それと、あえてつっこみを求めるなー!」
「本当のことって、地味にショック受けたじゃねぇか!いいか、オレの発言にはつっこみは欠かせないんだよ!!」
「はいはい、わかったよー。」
「おい、なんだその棒読みは?もう会話するのもめんどくせぇ的な感じは?!」
あたし達が言い合ってる間に、
「なぁ、あいつらお笑いコンビ組めんじゃねぇか?」
「ほんとにね!絶対売れるよね!」
なんて会話がされていたことは知らない。