Sunshine!〜歌姫と4人の王子様〜



あたしはビルの正面横に立っている警備員に歩みよる。




「アレクー。ただいま」



「凛!お帰り」



あたしに気づいたアレクがニコっと笑って言った。




アレクはアメリカと日本のハーフで、24歳のイケメン警備員。




「ところで、凛。後ろの4人のイケメンさん方は…」




「んとね、今日入学式で知り合って仲良くなったんだよ!左から蓮、悠、大雅、健太ね」




「良かったね凛!けど、裏口から入らなくてよかったの?」




「うん、今日は、この4人を紹介しときたかったから。これからも出入りすると思うから覚えておいてね!」



「了解!」



「じゃ、またね、アレクー!」



あたし達はそのままビルに入った。




外から見たらただの自動ドアだけど、
実際は自動なんかではなく、警備員がドアを開くスイッチを持っている。




あたしも例外で持ってるけど。






だから警備員の許可がおりないと入れない仕組みになっているため、一般人は入れない。




ここの所属タレントは皆裏口から入るから、大丈夫なんだけどね。




あ、他にもいろんなセキュリティがあるよ。今は無効化してるけど。


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