Sunshine!〜歌姫と4人の王子様〜




翌日の放課後ーー




「よっしゃ、早速やろうぜ!オレと健太と凛の3人。悠と蓮の2人に別れようぜ!」



「そうだね!今から1時間練習ね!」




了解、と言って2グループにわかれる。
早速健太の曲を聴くことに。





「流すね。これが楽譜」




健太から楽譜を受け取る。
そこにタイミング良く曲が流れる。




『〜〜♪〜〜♪〜〜♪』





バラード調のゆったりとした、切なくてどこが品のある曲…。





「ぬぅおぉぉ!!制作意欲が湧いてくるぜ!!」




曲を聴き終えると、大雅が物凄い勢いでルーズリーフの上にペンを動かす。







ーーそれから数分して。




「できた!」



ルーズリーフの上にびっしりと書かれた詞。大雅らしい、少し乱雑な字。




「楽譜にも書くからちょっと待ってろ!」




そう言ってまたペンを動かす。



「今度こそできた!はい、凛!譜読みはできるよな?」



「ありがと!もっちろんできるよ!」



「ちょっと待ってね!」




あたしは楽譜に視線を落とし、譜読みする。


あのバカな大雅からは想像できない程いい詞だった。



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