〔完〕大切にしてくれたっていいじゃないか。Ⅱ~続編あり~



「颯は、2人が一緒に花火を見るのはいやでしょ?」



あたりまえだ。と言う颯。



「だから、最初は私と行って、花火の打ち上げが始まる前に拓斗から真理奈を奪い去るのよ。」



それだったら花火を一緒に見られるわけだし。と付け足す。



んー。と怒り交じりに悩む颯。



しばらく沈黙が続き、颯が重たい口を開いた。



「わかった。」
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