〔完〕大切にしてくれたっていいじゃないか。Ⅱ~続編あり~
「たぶん、颯が許してくれないよ?」
そうだ。颯は私が拓斗と話すのさえ嫌がるのに、
花火を一緒に見に行くなんてダメっていうに決まってる。
「あー、その辺は大丈夫!私に任せとけばいいから。」
んー、まぁ梨々香なら大丈夫かな?
「ほら、拓斗を誘ってきたら?」
うん。と返事をして私は拓斗のもとへ向かった。
梨々香が怪しい笑みを浮かべているとも知らずに。