夢恋物語
朝の忌々しい音がまだ耳の中に残っているような気がする
トントントンと階段を降りていくと朝ごはんのいい匂い・・・ではなく整髪剤のうんざりする匂いが。
「もぉ!こら!さとる!そんなに張り切らなくても彼女は出来ないの!!くさい!」
洗面所に怒鳴ると
「お前もだろ!」
と、さとるの声がした。さらにいい返そうとしたけど、めんどくさいのでやめた。
今日は大事な高校生活1日目。
嫌な予感しかしない・・・。