誠のもとで

「皆はん、お待ちどす。」

君菊さんは、この格好で皆の前に立てと。

恥をさらさと言っているのか。

「おう、君菊さん。ありがとな!んで、神無は?」

藤堂の声がした。

「ふー、行くか。」

スッ

「私ならここ。」

一斉に皆の顔が赤くなった。

「は?」

「否。は?ってなんだよ。もとはと言えば土方のせいだろう。」

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