終わらない恋
家に帰ると、疲れたように魁斗がソファに腰を下ろす。コンビニで買ってきたお酒を開けて美味しそうに飲んでいる。

「ねぇ、魁斗。今日はありがとう」

「うん」

酒を飲み終わったようで、空き缶を机に置いて寝転がった。
疲れすぎてお風呂にも入ってない。
私はタオルを取りに行くために立ち上がった。
自分の部屋にあるタオルを出して、お湯に浸して絞った。

「お疲れ様。体拭くね」

一言声をかけて服を脱がせる。
今日はカッターシャツだったからよかった、と思いつつ、体を拭く。
綺麗にしてないと脇が臭くなりそう。
しばらくして、綺麗に拭き終わったため、服を着せて洗濯機にいれにいこうとすると、魁斗に腕を掴まれた。

「魁斗?」

魁斗が起き上がって、私は抱きしめられた。
そのまま床に押し倒される。

「え!ちょっと、魁斗!?」

どうしていいかわからない。
こんなこと初めてだし。

「唯」

そう名前を呼んでキスしてくる。
何度もなんどもキスの嵐が降ってくる。
次第にお酒臭い舌が入ってくる。
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