死神の愛情表現
ギリッと歯を食い縛る俺にルーはフーッとため息をつき、
「よしっ!じゃあ事件の真相を確かめようぜ!」
と、笑顔で言った。
「そうだな…」
ルーの笑顔に救われた俺は笑って歩き出した。
ついた場所は…
「っ、、変わらないな…」
「そ、うだな」
家族と住んでいた俺。
あれから10年たったような…
「あの頃のお前は…8歳?ぐらいだったよな…」
ルーは考えるように俺の年を言う。
俺は若干呆れながら、そうだな…と、言った。
「た、だいま、、、」
ここの家は誰も住んでいない。
まだ、俺が住んでいる事になっている。
部屋へ、一歩足を進める。
目に入ったのが家族写真。
懐かしいな…。
小さく微笑み、そして宿るあの思い出―――。
ギシッ
「誰だッ!!」
足音が聞こえて振り替えると…