死神の愛情表現
カップルの姿はもう、見えなかった。
今一瞬、あの男から人とは思えない妖気が出たような…。
「レオ~!早くしろよ~!!」
ま、気のせいだろ…。
「あぁ!今行く!」
俺はこのとき甘く考えていたのかも知れない…。
だから、きっとあんな事態に遭遇したのかもしれない。
「次はどこいこうか!!まだ、宿泊に戻るには時間が余るし…」
俺が歩きながら考えていると、、
「レオ!あれ!」
ルーが驚いた顔をし指を指す。
俺が疑問に思いルーの指差した方向を見ると、そこには
「ユウの、、コウモリじゃないか…なんだ?」
俺が手を差し出すとコウモリは俺の腕に止まる。足には手紙がくくりつけられている。
手紙をとって見てみるとその内容は、、
「嘘だろ…」
俺が呟くと、ルーも手紙内容に顔をしかめる。