死神の愛情表現



サキが涙目になりながら、スイにそう訪ねる。
すると、スイは酷く困惑した顔をし、サキから離れる。



サキはまた、その場で足から崩れ落ちる。


今だっ!!!



俺は距離をとった魔物に近づき鎌を降り下げた。
だが、、切ったのは………


「な、、‼さ、き、、」


スローモーションに見えた。
俺が今切ったのはスイじゃなくサキだ。



サキは体から血を流しその場に倒れる。



「サキッ!」


俺は叫んでサキに近づこうとした。
しかし、それより早く




「サキっ!!おい!しっかりしろ!」



スイが動いたのだ。





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