死神の愛情表現
【sideルイ】
「ルイさんなんて、大っ嫌いッ!!はやくお兄ちゃんの前から消えてよ!」
さっきから、頭の中で響くこの言葉。
レオが私とミーちゃんを二人にした所で悲劇は始まった
「………………ねぇ、ルイさん。」
「なぁに?ミーちゃん」
珍しかった。ミーちゃんから私に話しかけてくるなんて。
少しでも距離が近づいたのかと思ったけど、違かった。
「ルイさんって、お兄ちゃんの事好きなの?」
「……………え??」
急にこの子は何を言うんだろう。
私が、、、レオを好き………??好きってあの好きだよね
「ど、どうして??」
顔に熱がこもったように熱くなる私の頬。
その様子を見たミーちゃんは全てを察したように頷く。
「そうなんだ、、、じゃあ、、諦めて」
はっきりと言われたこの言葉に私は困惑をする。
「私にはお兄ちゃんしかいない。だから、諦めてよ」
「……………それは、、出来ない」
震える声で、頑張って言った素直な言葉。