死神の愛情表現
そして、ルイが振り向いた瞬間に走って抱きしめる俺はもう1度ルイに囁いた。
「好きだよ。ずっと前からルイだけが………」
その言葉にルイはまた、涙を流しながら、
「私も、、好きだよ」
と、言ったのだ。
これが俺なりの愛情表現。これからは、もっと愛を表現していこうじゃないか。
「はい。プレゼント」
俺はルイの腕にブレスレットをつけた。
「これ、、」
「彼氏から初めてのプレゼント。こんなもんで悪いけど………」
俺がははッと笑うとルイは首を横に振った。
そして、笑顔で微笑んでくれた。
「さて、、帰ろっか。ミーが待ってると思うから」
俺が手を差し伸べるとルイは俺の手を握って歩き出した。
こんな日が永遠に続けば良いと、俺は思った。