死神の愛情表現
「だから、、」
俺はしゃがみこみシオンの頭の上にポンッと手をのせた。
「今こうやって辛いときは無理をせずに仲間を頼れ…」
な?、そう言うとシオンは顔を歪めて
「はい、レオさん!」
思いっきり泣きながら頷いた。
いつの間にか月はいつも通りの輝きを放っていた。
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「それじゃあ行くな…」
翌朝俺は村から出ていく…。
仕事もすんだし…結果オーライ?ってとこかな。
あの後シオンは正式に村の力を引き継いだ。
今は村のリーダー的な存在だ。
「今度は遊びに来てください!なんなら、俺から行きますね!多分、しばらくは無理だけど…」
シオンは照れ臭そうに微笑む。