死神の愛情表現
「ったく、甘党なやつ、そんなのの何処がいいんだよ…」
俺がボソッと呟くとルーはキッと俺をにらみ返す。
「何言ってるんだよ!レオ!この饅頭はな!人気の人気で買うのが大変なんだ!後、これには五つもの種類の味があり―――」
「あー、分かったからうん。」
これ以上だとかれこれ30分は聞かされると思った俺は取り合えず頷く。
そして、ルイを見て、口を開く。
「で?何の用だ?」
俺が話しかけるとルイは思い出したかのように
俺を見る。
「あのね、これ忘れていったでしょ?」
『はい』ルイはそう言いながら書類を俺に渡す。
「あぁ、ありがとう…助かったよ」