死神の愛情表現
『見て見て!あと人たち』
『何処の人かしら!』
『カッコいいわね!』
町を歩くと女の人の視線がスゴく痛い。
俺がユウを見るとユウは女の人達に手を振っている。
そのたびに悲鳴が…。
煩い…。
「いやーされながら持つ容赦に感謝だね~」
ユウはすっかりご機嫌だ。
本来の目的を忘れてなければいいが。
「さて、本題だ…この街に起こっている不思議な出来事について俺は聞きに行く、、ユウお前はどうする?」
「俺は、、」
ユウは深刻な表情を一瞬見せるがすぐ笑顔になり
「俺もここの不思議な出来事について調べるよ…分かったらこの!」
効果音がなりそうな感じにユウは手品のようにコウモリを1羽呼びそせた。
「これで伝えるよ…ってことだから、じゃな!」
そう言ってユウは高く飛び上がり去っていった。