死神の愛情表現
「お前よーく見ろ!その格好!白の第二まで空いたボタン!少し緩めた薄い赤色のネクタイ!そして、キリッとした黒いズボンに黒のジャケット!!」
これで分かるだろ!とでも、言いたそうな顔をするルーに俺は顔を引き攣らせる。
「まぁ、うん、平気だろ…」
そう言って最後に服装を見て頷く俺。
これで、平気だろ…。
そして、ドアノブに手をかけて部屋を出ると運が良いのかユウに出会う。
「よっ!レオ!相変わらずな姿だな!!こりゃ効き目ありそうで絶対覚悟した方がいい」
「お前もだろユウ、、その格好は覚悟しとけ…お前も…」
そう言い俺達は会場へと足を進める。
会場はこの先へと続く大きなパーティールームで行う。
そこには色々な場所(?)から集まった人もいる。
やがてパーティールームの扉へと来て扉を開けると目の前にはもう、、
「相変わらず凄い人数だ…」
「そうだな、ユウ」
魔法使いも入れば、吸血鬼…。
狼人間もいる。勿論俺と同じ死神とかも…。