死神の愛情表現
「あ!レオ!ユウ!」
「?ルイ…」
ふと、名前を呼ばれて振り向くとそこにはルイとレルがいる。
「二人とも格好いいよ♪」
笑顔で言うルイに俺は笑顔で微笑む。
「ルイも似合ってるよ…」
そう言うとルイは照れたように微笑む。
俺たちの間に心地い何かが生まれる。
「ゴホン!!」
「あ、レルちゃん…」
しびれを切らしたようにレルが咳払い。
レルは珍しく髪を解いていて軽く化粧をしている。
「レルもその格好似合って―――」
俺が言葉をいいかけたとき、
『キャーー!!レオ様とユウ様よ!』
「ゲッ!!」
ユウが顔を少し青ざめさせ硬直。
あっという間に俺とユウの間に人だがりができる。