死神の愛情表現



俺がじっと見つめているとその女の人が俺を見た。


俺の視線と彼女の視線が交わった
その瞬間―――


「ッ!!あ、ぐ、、」


「レオ?!」



急に左目を抑えこむ俺にルイは酷く驚いている。


「が、、く、っ、、く、くる、な、、」



俺はフラフラと立ち上がりながらルイから距離をとる。


ここままじゃルイを傷つけてしまうかもしれない…。
この力は自分でもよく分からないからな…。



あの時とは比べ物にならないぐらいの辛さが俺を襲う。


「レオ!」



ルイが叫びながら俺の所へ近づいてくる。



「な、来るな!来ちゃだ、め、、ッ!!」



遂にしゃがみこむ俺。
確実にヤバイ…。






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