RE

“チリリリン。”

「ベル鳴らすと良いでしょ、イメージ。」
「聞いたことないよ~?」
「なあ、こっからは目ぇ瞑って。」
「?」
「言ったろ、秘密だって。」

胸に感じる君の背中に、ほんのりと感じる温かみ。
それが、あたしの一番の幸せだった。

「なあ、俺がさ、何でREって呼ばれ始めたか知ってる?」
「え、理由なんてあるの?」
「そりゃあね。」
「何、教えてよっ?」

温かい体温だけで、もう十分だったよ。
君に触れている事だけで、幸せだった。
眼を閉じても分かる地形。
何処に連れて行ってくれても良かった。
君と居れれば、幸せだったんだよ?



大好き。

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